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「どうしてもというなら考えてやろう。
但し五百万円には変わりはない。執行に三百万円。残りの二百万円はいつでもいい。
執行費用は前金三十万だけ払ってくれればいい。特別にな。
用意が出来たら払ってくれ」
卓は驚きながら、男を見上げた。
「本当ですか!?」
男は無言のまま、ニヤリと笑う。
卓は佐和子に笑顔を向けてから、男に頭を下げた。
「有難うございます!」
男は、一層低い声で言った。
「最高の復讐劇を用意してやる」
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