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うわわわー‼うわー‼‼どりゃーぁぁぁ‼‼‼‼
三人の叫びはマンホールへと吸い込まれるように欠き消されていった。
ズドーン‼‼‼
かなり激しい音と共に、下へ落ち、着地する。
福見は言う。
「なんか暑かばい、水が飲みたか。」
夏樹は言う。
「違う世界やな、何か面白い事に・・・。」
厚志は言う。
「風呂屋じゃなろか?最近出来た。」
砂漠に所々、草が生えている。
歩き出す三人、なかなか何も見当たらない・・・、上には曇りガラスのような空が広がっている。
何かに駈られるように走り出す厚志だった。
前を見ると町がある。
厚志は叫ぶ‼‼‼
「町で美味いもん喰うぜーぇぇぇ‼‼‼‼」
福見は言う。
「いかん⁉捕まるっ‼‼‼厚志は真っ裸じゃからぁぁぁ‼‼‼」
そのまま町へ入り、普通に食べ物を物色する厚志に町中の視線は釘付けだった。
町の人達は、頭から白いローブを着ていて、ひたすらになぜか厚志をひいきにしていた。
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