新たな始まり
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窓を空けると 果てしない闇が 風と共に流れ込んできた。 『寒っ!』 予想以上の寒さに 急いで窓を閉めた。 そしてそのまま 布団にくるまった。 僕は寒さが苦手だ。 だから朝よりも むしろ夜が好きだ。 …それに夜は、暗闇ばかりではなく、 月が僕らを照らし、 星達がそれを守るようにして光輝いている。 これ以上美しいものはたぶん、 世界中探し回ってもないと思う……。
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