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ーーー・・・。
「・・・つまり俺が行かねぇと、てめぇが困るだけじゃねぇか。」
「はぃ。クロさんの料理は本当に美味しいんですぅ。クロさんのデザート抜きなんて・・・発狂してしまいますよぅ。」
トボトボと歩くトトに、ついていく二階堂。
トトは道すがら事情を二階堂に説明した。
「は?何で俺が?」そう言うと思った二階堂だが、驚く程呆気なく了承しトトと共に歩く。
「でも意外ですねぃ。てっきり断るかと・・・。」
「・・・自分でも分かってんだ。このままじゃ、あのガキは喜ばねぇ。ようは修行だろ?上等だぜ。」
「でもクロさんは多分、厳しいですよぅ?心がへし折れますよぅ?」
「あぁん?上等だよ!気合いなら負けねぇ!」
そうして歩く事30分。
目的の黒猫亭に辿り着いた二階堂は絶句した。
古い古民家を改修した店舗。その店舗には満席と言える客、客、客。
今は昼過ぎの14時なのに異常な賑わいだ。
「お、おい。今日は何かキャンペーンとかやってんのか?」
「ん?あぁ。いつも14時くらいまでは、こんなものですよぅ?私が行く時も開店前とか閉店後とか、お店の定休日とか・・・あと、空いてる時しか行きませんから。」
「・・・なぁ、そのクロって奴の店・・・猫カフェだよな?」
「はぃー。でも、この時間は普通にクロさんの料理目当てですよぅ。クロさんの料理・・・めちゃくちゃ美味しいんです。特にコーヒーなんて異常な美味さですよぅ。」
「マジかよ。猫カフェってあれだよな。猫と戯れる店・・・だよな?普通、飯とか食えない・・・あっても軽食くらいだよなぁ?」
「はぃ。でもクロさんはカフェにめちゃくちゃ力入れてますからねぃ。そこら辺の飲食店より美味しいんですよぅ。安いし。それより猫カフェ詳しいですねぃ。行った事があるんですかぁ?」
「・・・ん?あぁ。うちの総長が猫好きでよぉ。何回か行った事あんだよ。」
「へぇー。餌と間違えて頭のコッペパン、噛られませんでしたぁ?」
「喧嘩売ってんのか?あ?」
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