六番管理者

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六番管理者

俺の仕事は6番目と呼ばれる、何かの管理だ。 それが何かとは、知る気もなければ必要もない。 余計な事を知れば、自分でさえも、上から簡単に切り捨てられる。 まあ、簡単に6番に殺られるかもしれねぇしな。 あれはただの殺人機械だ。 何も考えてねぇし、言われたままに、何でもやりやがる。 気持ち悪い奴だ。 話もしたくねぇよ。 奴と目を合わせると、気を飲まれる。 肉食の大型獣と同じ、檻に放り込まれるようなものだ。
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