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リビングに入った2人は適当にカバンを置くとソファーに座った。久々に座ったソファーはやはり懐かしい物だろう。掃除はきちんとされているようで埃などはない
「早く寝とけよ。時差ボケ治さないと大変だぞ」
後ろから入ってきた中年男─誠の父親は大きなカバンを2つ肩にかけたまま喋る
「荷物の整理は明日やるとして寝とくか」
「そうだな」
誠の父親の言葉に賛同した武蔵の発言に誠も同意する。ゆっくり立ち上がる。リビングを出てすぐの階段をのぼって右側の部屋、そこが2人の部屋だ
「寝れっかな」
「時差ボケだな。まだ全然眠くねーや」
そんな会話をしながらも2人は一応それぞれベッドに入る。しかし彼らが眠りについたのはそれからだいぶ後のことだった
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