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「ここが…“天と地の狭間”?」 「ああ。昨日も言ったように…時間がねぇ」 戸惑いつつもゆっくりと頷いた華乃は、銀が昨日言っていた言葉を思い出していた。 ―――… ―――――… 「じ、地獄行きって…!?」 「お前気付かねぇし、認めねぇしで…天と地の狭間にいるお前のカラダが、眠ってる間に勝手に地獄の方に移動しやがった」 「えっ…ちょ、え?」 「俺も気付いてねぇ奴初めてだし、こんなの経験したことねぇから…もう後は運任せだな」 「ま、待って!り、理解…が…」
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