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そして琴音は掴んだ貴秋の腕を…自分の胸に押しつけた
貴「なっ!?」
押しつけられた貴秋の胸は、琴音の胸を鷲掴みにしていた
貴「おい…何やってんだよ!?」
琴「見えなかったんなら、ちゃんと触って確かめてよ」
琴音の顔は真っ赤だった…
貴秋の顔も、それに負けず真っ赤だったが…
琴「私、前に好きって言ったでしょ?」
貴「あぁ…言ってたな…」
琴「あの気持ち、嘘じゃないから!!」
その場は一気に静まりかえった
それと同時に貴秋は口を開いた
貴「あのなぁ…お前、ムードって考えたことあるか?」
琴「…えっ!?」
そう言うと、琴音は自分回りを見回した
琴「…駄目なの?」
貴「いや、絶対駄目だろ!!」
なぜなら、隣では貴秋の母がその一部始終を見ており、ここは廊下でいつ部屋から虎春達がくるかも分からない
貴「はぁ~…ちょっと来い」
琴「えっ…え…」
貴秋は琴音を連れて虎春達のいる部屋とは違う部屋へ入っていった
貴「母さん…ハル達に、いつでも帰っていいって言ってて…」
貴秋の母はニヤニヤしながら虎春達のいる部屋に向かった
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