エピローグ

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まだ夜も明け切らず、霧の濃い33番通り。 全身黒ずくめの人物が街を眺める。 「…………全ては滞り無く………もうすぐですよ………」 全身黒ずくめの人物はそう言うと、街に背を向け、霧の奥深くへと歩み去って行った。 街の人間はすでに始まっている狂気と、これから始まる地獄に気付く訳もなく、まだ夢の中にいる。
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