エピローグ

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次に女性が目を覚ました時はすでに明け方だった。 目が覚めた後、自分が何故こんな場所にいるのか一瞬分からなかった。 だがすぐに自分が経験した事を思い出し、女性はゴミ置き場から這い出た。 自分はまだ無事だ。 病院内は一体どうなってしまったのか。 女性の頭は混乱する。 再び院内に戻るのは無理だ。 とにかくこの場を離れようと、彼女は地下駐車場にある自分の車へと向かった。 幸い車の鍵は鞄の中に入っている。 地下駐車場へ到着すると、辺りに人の気配は無く、いつも以上に不気味に静まり返っている感覚がした。 すぐに自分の車に到着し、鍵を開けて中に入ろうとしたその時、遠くに横切る駐車場の係員が見えた。 彼女はすぐに係員に声を掛ける。 『すいません!』 女性の声に係員が気付き、こちらを振り向くと、声を掛ける前は気付かなかった半身が映し出され、そこには血まみれで片腕が無い係員の姿が映し出された。
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