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他人から見たら廃人か何かと間違えられそうな程、動かなかったのだろう。
蝶が地面に力無く置いてある指に止まった。
(…?)
ポケットに何かが入っている。
蝶に心の中で謝って飛ばす。
ポケットの中を確認すると、折り畳み式の携帯電話が入っていた。
今気付いたが、多少に常識は覚えている様だ。
俺は携帯の趣味が悪かったのか、耳を当てる部分は骸骨の口の様な模様がある。
喋る部分には骸骨の顔の上半分があった。
全体的に見れば携帯の内側(使用する面)が逆さまの骸骨の模様だという事に気付いた。
画面にはメールが一件入っていた。
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差出人:八雲 紫
件名:お目覚めは如何?
本文
はろー♪お目覚めは如何かしら?
この携帯を貴方のポケットに忍ばせて置いて良かったわ♪
貴方を家に招待しようとしたら、うっかり落としちゃって…
テヘッ☆
…と、まぁ冗談はさておき…
早朝とはいえ、一部の妖怪は朝御飯の時間だから(はぁと
じゃ、生きてたら会いましょう…
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一言言いたい…
「テヘッ☆…じゃなぁぁぁぁい!!」
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