1人が本棚に入れています
本棚に追加
俊之さんは、いつも私の側を離れません。
ずっと、くっついています。
『ハルは可愛いなぁ~♪』
と頭を撫でてくれます。
私は、頭を撫でてくれるのがとても、嬉しいので
その日は、ウキウキです。
ですが…そんな、幸せが長くは続きませんでした。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴りました。
私の側にいてくれた俊之さんは急に、私から離れて、玄関に向かいました。
いつもなら、一緒に玄関に行くのに…。
『俊之。来ちゃった♪今、平気?』
…女の声だ。しかも、私の俊之さんを呼び捨て…。ちょっと、ムカつく。
『あぁ、大丈夫だよ。どうしたの?よかったら、うちあがる?』
ちょっと、俊之さん!
何考えているの?
『いや、俊之に遊びのお誘いしに来たんだ。今日天気いいし、どう?』
…何言っていらっしゃる。の?あの女。
私の俊之さんを、誘惑しないでよ。
俊之さんは、貴女とか付き合わないわ。
最初のコメントを投稿しよう!