短い物語

２.縁（えん）

分からない…。

頭は、どんどん混乱する。
頭が痛くなってきた。

人『あなたは私…私はあなた…全ては、縁で決まる…誰も、決められない…決めることできない…』

私『さっきから、何を言っているの？分からない…。』

人『…もうすぐ、わかる。全ては、縁で決まる…。』

そういうと、急に明るくなった。
目を開くと、そこには、男の人と女の人がいた。

男『はじめまして、舞。パパですよ。』
女『はじめまして、舞。ママよ。』

…ママ？パパ？
どういう事、何が起こったの？
一体、何なの？

ママ『舞には、双子のおねぇちゃんがいたのよ…。でも、お姉ちゃん舞の為に、死んでしまったの…。ごめんね…舞…ごめんね…』
ママは泣きながら、話してくれた。

あぁ～あの時の人は、お姉ちゃんなんだ。
私は、お姉ちゃんと会話していたんだ…。