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その頃には既に
他者に身を許すようにも
成っていたが
そんな行いにさえ
誰も口を挟めないほどの
実力と実績を見せつけ、
美しく、淫らでありながら
聡明で気高い孤高の
“白月の麗人”
と、誰もが認めざる終えない
現状を築き上げ、
ある意味では
一時の安寧と言える時期を
向かえた時。
一人の人物の現れと
密やかに近付く、
一つの事件が
暗い陰をもたらした。
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