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心配していない訳ではない。
ただ、それ以上の
信頼と確信があるだけの事。
フィリルが傍に居る事で
ロアが取る行動。
その結果がロア自身を
護る事になると信じ、
何より果たすべき目的の為に
ロアはクロアの動きを
縛る事はしないと確信している。
故にクロアは
目の前の事にだけ集中し
「そういえば…“情夫”だって聴いたよ。」
「紛い物の体だと考えも短絡的になるのか。」
「ッ……いちいち…気に障る男だねッ!!」
「その体、何処で手に入れた?」
魔族の言葉には耳を貸さず
必要な事だけを聞き出そうする。
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