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  扱い方一つで 世界を滅ぼす事も 造り替える事も 新たに産み出す事も出来る力。 その強力性から所有者である ロア自身には扱えず 当人の精神と自我を犠牲に 虚ろな力の根源となり 第三者の意志の元でしか 使えない利用されるだけのもの。 あまりに危険で 狙われやすい性質の為、 所有者であるロアの安全と 生きるために必要な 精神と自我を護る術として ロア自身に封印され その名称と共に秘匿され 限られた者しか知らない事柄。 「一人は父である現聖主、一人は私の出生に立ち合った父の兄、一人は私の側近のクロア…」 力の性質と危険性を考え 知る者の数を思えば これでも多いと感じてしまう。  
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