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扱い方一つで
世界を滅ぼす事も
造り替える事も
新たに産み出す事も出来る力。
その強力性から所有者である
ロア自身には扱えず
当人の精神と自我を犠牲に
虚ろな力の根源となり
第三者の意志の元でしか
使えない利用されるだけのもの。
あまりに危険で
狙われやすい性質の為、
所有者であるロアの安全と
生きるために必要な
精神と自我を護る術として
ロア自身に封印され
その名称と共に秘匿され
限られた者しか知らない事柄。
「一人は父である現聖主、一人は私の出生に立ち合った父の兄、一人は私の側近のクロア…」
力の性質と危険性を考え
知る者の数を思えば
これでも多いと感じてしまう。
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