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「お前は私の存在と力量を試すためだけに使われた、ただの駒だ。」
これだけの事をしておきながら
全ての理由はただそれだけ。
捨て駒として利用された事を
頑なに否定する魔族へ
事実だけを淡々と告げ
「全て、魔王のふざけた茶番だ。」
真実を吐き捨て
現実を突き付けながら
視線を魔族に向け嘲笑う。
「うッ……あッ…ア…アアァァァァ…ッ!!」
認めざるえない現実。
それを冷静に突き付けられ
嘲笑われた魔族は叫び狂い
ロアの結界を力任せに叩き出す。
「嘘だッ!!嘘だッ!!嘘だッ!!……絶対に嘘だッ!!」
力の限り叫び否定しようとする
そんな魔族の姿から
ロアは直ぐに視線を外し
再び、
クロアと亜種の交戦に
視線を戻した。
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