†祷†

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  「ロア。」 その一言に華奢な体が 震えてくれる。 「俺がお前に愛を注いでやる。」 「ッ…。」 告げるクロアからの “愛の言葉” ロアの全身が歓喜に震える。 「だから、お前は俺だけを愛し、愛されれば良い。」 「ッ……。」 ロアからの答えは無い。 今はまだ、 “愛”を自覚できないから…。 それでも、その心には “恋情”が芽生えていた。  
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