†レン月華†

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  成人を二年後に控え、 今年、少年の為の側近を募る 布令が出されるのだと言う。 『次期聖主側近…。』 その任の重さを考えれば 容易く名乗り出る事は出来ない。 だが、 「……お側に控える事が出来る…。」 眼に焼き付いた銀月の光が クロアの心を捕らえ―― その日、 “智天使長近衛官” クロア・K・キセア は、中央組織に戻って直ぐ 上官である智天使長に 己の決意を告げていた。  
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