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その結果
少年の“側近”とは
成れない事も含め。
初めから
少年の命に背く
決意をしていた青年。
けれど、
「ッ…!!ぁ…ど……どう…した…?…ク…ロア…。」
荒く、短い呼吸の中で
少年が声を絞り出す。
呼ばれハッと少年を見れば
半ば側近に成れない事に
失意している青年を
痛みの涙が滲んだ
白月の瞳が見詰め、
「まだ…ひ…だりがッ…残って…いる…ぞ…。」
絶え絶えに呟き
青年の応えに満足げに微笑んだ。
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