†穏†

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  穏やか日射しと気温の中 明るく楽しげな声と笑いが 響く中庭。 そこは以前の寝台以外 何も無い部屋ではなく 元々からあった少年 ロア・S・セイン 自身の部屋と個人用の中庭。 あの日 青年 クロア・K・キセア が、自らの主である ロアの両足を切り裂いてから 直ぐに駆け付けたロアの父 “聖主”によって治療されたが 神族すらも殺めることのできる “神剣”で付けられた傷、故か 傷痕は残り、 ロアは未だ 歩く事もできない状態だった。  
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