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また声が聞こえる。
「……ちゃん」
…うるさいなぁ…もう。
「お姉ちゃん…もう……ついたよー」
……え?
私は飛び起きる。
「…あ…れ?」
「お姉ちゃん…おはよー」
英と呼ばれていた少女が、私に喋りかけてきている。
いや、っていうか…ここどこだ?
「……お? 起きたか、秋葉…お前寝すぎ」
…どうなっているんだ?
「秋葉ちゃん…おはよう。 」
……えっと…とりあえず、
「……洗濯機…」
『へ?』
「私……洗濯機」
皆がいっせいに笑う。
「お姉ちゃん…洗濯機って…」
お腹を押さえて笑う、英。
「秋葉…お前一体どんな夢見てたんだ?」
「秋葉ちゃん可愛い」
…私…人間になったのかな。
夢? …夢でも良いや。
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