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はたして少女は、美少女だった。線の細い、たおやかな顔立ちをしている。小柄な体躯は色白で、まるで人形めいた造形美まで感じさせるが、輝く瞳がその印象を掻き消す。
繊細な睫毛で覆われたそれは、力強い生気を感じる。
風が少女の長い髪をたなびかせた。それはこの沈黙を破るために用意されたかの如く、絶妙なタイミングだった。
どうしよう。
そうして僕は混乱し、口を開き――
「――そのパンツは、さすがに派手だと思う」
風で舞い上がったスカートの奥を凝視しながら、真剣な感想を述べてしまった。
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