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おまけ
――数日後
そういえば、リョウちゃんは初めての割に落ち着いていたような…。
普通、怖がるもんじゃないのか?
…もしかして、本当は初めてじゃないとか?
「アホ、ほんまに初めてや。」
「リョ、リョウちゃん?!」
「独り言やのに普通に口に出す癖、やめた方がええで。」
(俺そんな癖、あったんや…。)
「…章ちゃんが、痛がらへんようにって、一人のやり方教えてくれたから。」
あー、どうりですんなり…
「って、えー?!」
「そういうことやから。」
素っ気なく言うとリョウちゃんはどこかへ行ってしまった…尻尾をピンと伸ばして。あ、これはリョウちゃんが照れたときの癖。
俺の恋人は、すごかった(色んな意味で)。
end.
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