自覚

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無意識に俺はソファーから下りてマルに抱きついた。…いや、無意識なんかやない。俺がそうしたかった。 「すばる、くん…?」 「同じやで…、同じや。」 分かった。 好きや、マルが。 友達として、 親友として、 メンバーとして、 いや、違う。 「…すばるくん」 ゆっくりと顔を上げれば、そこには幸せに満ちたようなマルの笑顔。 「ま、る…好き。」 「ふふっ、やっと気付いてくれましたね。」 つられるように俺も笑った。 end.
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