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その時、
「よぉライ!!」
ビクッ。
私は声に驚いてライの後ろに隠れた。
「だ…誰…?」
「お前は、チシャ猫…。」
「久しぶりじゃな!…?その女は?」
「あ…私は…」
私が名前を言おうとしたとき、
「こいつは、隣町からきた、サラサだ。」
え!?
なんで嘘つくの!?
私はライの顔を見た。
ライはくちぱくで言った。
『こいつまで狂わせたいか?』
そうだった…。
セカイを創ったアリスだって知られたら、
この人も狂う。
「サラサです。よろしくね。」
私は嘘をついた。
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