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 これも昔の日本と同じく太陽太陰暦を使っています。つまり旧暦ですね。  しかし、呼び方は違います。わかりやすく表の形にして見ましょう。  一月は旧暦で睦月、妖撃師の世界では初月(はつづき)と呼びます。  この要領で行くと、二月、如月は凍月(いてづき)  三月弥生、萌月(もえづき)  四月卯月、華月(はなづき)  五月皐月、植月(うえくづき)  六月水無月、湿月(うるおいづき)  七月文月、涸月(かれづき)  八月葉月、穂月(ほづき)  九月長月、永月(ながつき)  十月神無月、刈月(かりづき)  十一月霜月、耕月(たがやしつき)  十二月師走、締月(しめづき)  と、なります。  ご覧の通り、基本農耕民族なので気候の変動や耕作の手順にあわせた呼び名になっています。  あと、時間ですが、これも明治以前に使われていた単位をこの世界でも用いています。  つまり一日を十二の時に分けた方式です。  ただし、日の長さを基準にした『不定時法』ではややこしいので『定時法』と言うことにしています。  この辺は手を抜きました。  ごめんなさい。
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