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大日本帝国の広島県、尾道に住む軍人の一家に待望の男の子が生まれた。
名前は寅次郎とつけられ
家族から溺愛されていました。
しかし、時は太平洋戦争開戦され広島も平和にはくらして生けない時代になってきました。
1941年の夏の頃寅次郎十三歳の時。運命的な出会いがありました。
寅次郎が本屋で囲棊と書かれた本を買い、家に帰って寅次郎の祖父 勝治郎に聞いた。
「勝爺囲碁っておもろい??」
勝爺は笑顔で言った。
「おもろいど~。でも、ムズいんやぁ。でも一時ばかりやれば没頭するやな。わしもようおまえの父に教えたもんやぁ。なんや?やってみるか?」
寅次郎は満面の笑みで言った。
「打つ!!!」
そして、一週間が経った頃
寅次郎は、十九路盤で対局することができるようになりました。
勝治郎が寅次郎は囲棊の才能があるといい広島市の方に毎日一緒に羽田野眞成棋士の棊会所に行ってました。やはりそこでも、一週間行ったのち勝爺を追い越し初段近くなりました。
勝爺は大喜びし、平和な時が流れました。
しかし、大きな変化が勝爺を襲いました。
いつものように・・・自転車にまたがり田んぼの方から「寅坊行こう!」と掛け声をしたとき“ズバババ”という肉が貫通される音がして勝爺が倒れたのでした。寅次郎が勢いよくでていくと空にはみたこともない飛行機が雀の大群のように居てた。
勝爺が言った。
「来るな!!!逃げろ!」
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