第十章 守りたいもの

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セイディーンに転移した龍牙は和美の部屋に行く。 未来「龍牙!」 龍牙「未来だけか。明日香はどうしたんだ?」 未来「ちょっと考えるって二階に行ったよ」 龍牙「そうか・・・未来、少し話があるんだがいいか?」 未来「うん」 龍牙と未来はセイディーンの外に出る。 セイディーンは雲の上にあるので酸素が薄かった。 兵士「どちらへ行くんですか?」 龍牙「見張りを交代しよう」 兵士「いえ、見張りなら自分がやります」 龍牙「少しは休め。いつでも戦えるだけの体力がないといけないだろ」 兵士「わかりました。ではお願いします」 兵士はセイディーンに入っていった。 未来「話って何?」 龍牙「さっき誠と戦ったんだ」 未来「えっ」 龍牙「元の学園生活には戻れないのかもしれない」 龍牙はセイディーンの入口近くの石段に座った。 未来「・・・」 未来は無言で龍牙の隣に座る。 龍牙「母さんに話てるのを聞いてたと思うが俺は人であって人でない。魔王の血をいれられた生き物。平和になっても学園にはもういけない」
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