弱虫な 君へ

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「はぁっ… 厚ちゃ、ん 愛してる…」 「ゆ…じんっ」 その夜 狂ったように抱いた厚ちゃんの口から 愛してる という言葉は 聞こえなかった…… 気がつけば 朝で辺りはもう 明るかった。 そして、隣にいることが当たり前になっていた 愛しい厚ちゃんの姿はなかった。 昨日の 痩せ細った白い身体を 思いだし 狂ったような笑いがでる。 …厚ちゃんの幸せを一番に願っていたはずなのに あんなに痩せるまで 俺のことで悩んでたんだね…? ごめん… 厚ちゃん。 大好きだったよ…。
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