友情の芽生え

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それから暫く経ったある日、再度徴用が行われ、傷のある馬も連れられていってしまった、一人の将校が傷のある馬にまたがった瞬間事件は起きた、傷のある馬が将校を振り落としたのだ、将校は頭を打ち、うーんとうなり、気絶してしまった、その様子を見ていた、他の将校が激荒し拳銃を抜き傷のある馬に迫った、農夫は必死になって将校をなだめ、何とか事無きを得たが、ひとつ間違えばこの馬は命を落としていた事であろう。 農夫は馬の頭を撫でながら、お前は困ったヤツだなぁと溜め息をついた。 馬はホットしているように見えた。 その後馬主が現れ、この馬はお前が専属で世話をし、次の徴用迄に必ず、調教しておけと農夫に命令し立ち去った。さてどうしたものか
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