美しきただずまい

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日の光りに照らされて、浮かびあがった馬の姿に農夫は心を奪われてしまった。 農夫は優しい顔つきになり、…そうか、と呟いた。 今まで、農夫は職業柄馬をモノとして扱っていた事に気が付いた、商売人が、商品を扱うように。 農夫は、馬の目をまじまじと見た、馬たちは何とも輝いた目をし、それは、今まで農夫が見た事も無い嬉しそうな馬の顔であった。 動物にも感情はあるのだ、動物特有の意思表示もあり、又動物同志言葉を有しているものなのである。
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