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ある日の朝、農夫はいつもと違う静けさに目が覚めた、時計を見ると朝の十時を回ったところだった、しまった寝過ごしてしまった、慌てて農夫は飛び起き、飼料小屋に走った、飼料を運び馬舎に駆け込んだが、何とそこには、いつもの馬たちの姿は無く、額に傷のある馬だけがそこに居た。
わけがわからず、漠然としている所へ、馬主がニコニコしながら現れた。
馬主の話しによると、馬たちは軍需として徴用され、傷のある馬は見栄えが悪く、粗暴につき、扱いずらい為、今回は見送るが、次回の徴用までに調教するとともに、これからはこの牧場は軍馬の為の施設にされるとの事だった。
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