いじめ

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小さい頃、私は母子家庭だった。だからお金もなく、周りから見ても分かるくらいに貧乏だった。 皆みたいに可愛い洋服も欲しかったし、新しい文房具も欲しかったけど私の為に一生懸命に働く母にそんなこと言える訳も無く。 おさがりの古い服などで我慢していて、そんな事から同級生からはずっとからかわれていた。 ただ、愛弓と言う昔からの友達だけはいつも優しくしてくれた。 そんなある日、クラスで問題が起きた。一人の女の子のバックに入れてた財布がなくなっていたそうだ。 当然周りの皆は面白がって犯人探しをした。 一番に疑いをかけられたのは私…。クラスの皆に酷い言葉と共に疑われた。 「あいつの金返せよ」 「金盗むなんて貧乏人しかやらない」 今までの嫌がらせは無視出来たけど、毎日こう言われて私はある日泣いてしまった。
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