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「でももう授業終わる…」
「ああーどうしよう!
蓮~助けて!!」
「落ち着きなよ五月蝿い。
…来週あるテストで満点でも取れば許してくれるんじゃないの」
「……うん。
そうしたいけどよ俺、蓮くらい頭良くねえし!!」
涙目でひとりで考えたり、ギャーギャー喚く裕也…。
両肩は掴んだままブンブン振りまわす行為に苛立つ蓮…。
周りには色んな意味の負のオーラが。空を舞う鳥だけがそんな二人を見つめていた。
「実際、他人事だし…
いつも忘れ物してる裕也が悪いよね。そうゆうの自業自得って言うんだよ」
「うぅっ!」
―――こんな日常がずっと続けばよかったのに。
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