非日常は突然に

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俺の名前は四条 創魔[しじょう そうま]。幼い時に両親が他界してしまい、今は一人暮らしをしている。 住んでいるのは少しかわった所である。 ここには、妖怪や妖精。吸血鬼や天狗など現実にはいないはずの人(?)も住んでいる。 そんな幻想の様な世界… 今いる場所。それは"幻想郷"というところだ。 そんな世界に住んでいるのも理由があった。 俺は、人には普通は無い能力を持っている。 そんな異色な能力… 「物を作り出す程度の能力」 そんな力が俺にはある。 普通、物を作るには加工されたパーツを組み合わせたりするが、俺は素材の形を道具をつかわないで「変える」ことができるのだ。 てで触れるだけで材木をイメージした形に変化させることができる。 それだけじゃなくて、二酸化炭素から、炭素だけを取り出して好きな形にしたりも出来る。 しかも炭素をとりだすと酸素が残るため、二酸化炭素が減り酸素が増えるという環境に優しいおまけつきだ。 とにかく、物を変化させれる。 そんな俺は、霖之助さんの所で働いている。 霖之助さんに頼まれた物を作る。それが仕事であり、日常であった。 能力を生かせる仕事なので現実世界でやっていたバイトより生きがいを感じている。 そんな日常もあの出来事から始まった。 幻想入りの日… あれは非日常が日常に変わる境界線だった。
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