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両親を亡くして、一人暮らしをしてた俺は、家に帰るのが遅いことが結構あった。
その日も帰りが遅かった。
いつも通り、誰も居ない家にただいま~と言って入ろうとした時、中からお帰り~と声がした。
………………ん?俺、一人暮らしだよな?気のせいか?
もう一度言ってみるか。
創魔「ただいま…」
??「貴方は何回ただいまを言えば気が済むの?」
…気のせいじゃない。マジに聞こえる。
驚きのあまり立ちっぱなしでいると、奥から女の人が現れた。
そして、
??「いきなり、ごめんなさいね。貴方の事で話があるの。」と言った。
…鍵は、閉まっていたはず。なんで中にいるんだ?
…とりあえず、話を聞く事にし、奥の部屋に行った。
俺の部屋は必要最低限の物しか無いため、かなり綺麗になっている。
テーブルの横に座布団を用意して女の人を座らせ、向かい側に座った。
創魔「まず、聞きたいんですが、貴方は何者なんですか?」
俺はとりあえずそう聞いた。
??「自己紹介がまだだったわね。私は八雲紫。この世界とは別の所にある幻想郷と言う所に住んでるわ。」
この世界とは別の所…
俺はこの人の言うことが全く理解できなかった。
創魔「とりあえず、風呂入りたいんですけど、いいですか?」
紫「ええ。いいわよ。じゃあ、こっちの世界の時刻で、12時になったらまた来るわ。」
創魔「わかりました。」
そのあと、あの理解できなかった事が少しわかった。
八雲紫と名乗った人は、空間に穴を開けてその中に入って行った。
…鍵閉まってたのに入ってたのはそういう事か。
色々考えてから、とりあえず風呂に入る事にした。
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