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気が付くと僕は真っ赤な部屋にいた。 そこは見覚えのある部屋。 心の部屋だ。 なぜこんなに赤いのかはわからない。 時間帯のせいだろうか。 きっとそうだろう。 この部屋は西日が差し込むのだ。 だから夕方になるとまぶしいって、心がいつか言っていた。 でも何だろう、このにおい。 鉄のにおいがする。
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