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「わしは練習機でも使って戻る!!いいか、お前たちのお袋さんは月を拝んで無事を帰還を祈っているんや!!-生きて地球の土を踏むのがお前たちへの命令や!!」
鈴原司令の頭の中には、月に移動する前の妻の言葉を思い出していた。
「私とネルフ、どちらが大切なの?」
結局、この答えに鈴原司令は答えを言わなかった。
結婚したのに、ほとんどの生活は仕事に奪われ、夫婦の営みや幸せと言うのは、ほとんど経験していなかった。
子供も出来たが、その子供とはろくに遊ぶ事が出来なかった。
しかし、仕事上の関係とは言え、目の前に居る手塩にかけて育てた兵士たちがいとおしかった。
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