第2話

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「姿を出したらどうや」 鬼の形相で蒸気の中にいる何者かを司令は見つめていた。 「どうした!?出てこんのか!!」 無常にも司令の叫び声は通路の中にこだまするだけだった・・・ 司令は感じていた。 姿は見れない、だが、何かが居る・・・ 司令は慎重に歩を進めていた。 しかし、背後から黒いガス状のモヤが近づいていた。
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