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しゅ・・・・・・・・・・・・
その瞬間、司令は自分の周りの空気が変わったのを感じた。
「う、ううう」
鼻と口から黒いガスが進入してくるなり、司令は苦しみながら呻き出した。
その数秒の間の行動は、司令が何者かと格闘しているようにも見えた。
次の瞬間、司令は断末魔の声を上げ、床に倒れた。
黒いガスは宿主の突然の変化にとまどった。
この宿主が死ねば、意識の読み取りや仮の肉体として操る事も出来ない、この者がそんな失敗をするわけが無い。
黒いガスは微弱な電波意識から。その者の情報を読み取った。
結果は直ぐにわかった。
自決であった。
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