4人が本棚に入れています
本棚に追加
「さ 着いたわ。」
白衣の女性がドアを開ける。
―調整室。
「やあ アリア。」
その部屋にはすでに人が居た。
戦闘服を着た男だ。
「あなたは……フォル・スパーク…雷属性。PIECE内でもトップクラスの実力者。身長は…」
アリアが自分に組み込まれたデータから検索し 結果を読み上げるように喋る。
「もういいアリア…」
呆れながらフォルがアリアの説明を止めた。
「…はい。」
アリアはちょっと反省気味に返事をした。
「じゃ 早速アリアお願い。」
喋ってる間に 準備を終わらせた白衣の女性がアリアを PR-SCTスキャンに誘う。
「あ はい。」
カプセルのような白い機械にアリアは入り 仰向けに寝る。
透明なカバーが蓋をし 白衣の女性がボタンを押すとアリアは機能停止状態になり 検査が始まった。
―ゥ゙ーン………
と 音を立てて。
最初のコメントを投稿しよう!