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―突然 強い衝撃と共に窓を割り、PR-SCTスキャンは吹っ飛んだ。
どこまで飛んだだろうか。
かなり遠くまで飛ばされ
ドンッと強い衝撃のあと ザァーーっと砂と擦り合わせた音がする。
システムの異常により アリアは強制起動した。
透明な蓋が開き アリアが閉じていた目を開けた。
接続コードを抜き 起き上がる。
その瞬間 アリアの目に文字が映る。
>>>>更新情報
外傷...修理完了
機能...正常
>>>>プログラムに異常あり
>記憶プログラムの一部が破損。
...以上
(記憶プログラムの異常…?)
そう思い アリアはプログラムデータ内を検索する。
(記憶喪失…)
検索結果をアリアは心の中で呟いた。
「…」
辺りを見渡す。
場所は すぐさま GPS機能を使い 知ることができた。
「郊外…」
アリアは都会から少し離れたところに居た。
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