光の試作品

5/9
前へ
/9ページ
次へ
―突然 強い衝撃と共に窓を割り、PR-SCTスキャンは吹っ飛んだ。 どこまで飛んだだろうか。 かなり遠くまで飛ばされ ドンッと強い衝撃のあと ザァーーっと砂と擦り合わせた音がする。 システムの異常により アリアは強制起動した。 透明な蓋が開き アリアが閉じていた目を開けた。 接続コードを抜き 起き上がる。 その瞬間 アリアの目に文字が映る。 >>>>更新情報 外傷...修理完了 機能...正常 >>>>プログラムに異常あり >記憶プログラムの一部が破損。 ...以上 (記憶プログラムの異常…?) そう思い アリアはプログラムデータ内を検索する。 (記憶喪失…) 検索結果をアリアは心の中で呟いた。 「…」 辺りを見渡す。 場所は すぐさま GPS機能を使い 知ることができた。 「郊外…」 アリアは都会から少し離れたところに居た。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加