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やはり野球部員はもうグランドに集まっていた。
「うわっ、しょっぱな遅刻しちゃったよ。」
「出だしでコケたでやんすね・・・」
とりあえず一年生の群れの中に入った。
「おー、遅いぞー。パワプロー。」
「どこ行ってたんだよー。」
同級生達が聞いてきた。
「あー、ごめん。時間前に集まるんだったんだね💧」
「いやー、俺たちはたまたま早く来たら皆がいたんだけど・・・」
「あれっ?じゃあ遅刻じゃない・・?」
「助かったでやんすー💧」
とりあえず遅刻は免れた様だ。
「あっ!監督が来たぞー!」
上級生の誰かが叫んだ。
確にジャージを来た人がこちらに向かってきている。
「あれが監督でやんすか・・」
ジャージの人は部員達の前で立ち止まった。
「整列!」
体格が大きい三年の誰かが叫んだ。キャプテンなのだろう。
「気を付け!!礼!!」
「お願いしまーす!!」
「うむ。さて、みんな新学期じゃな。」
監督が早速話出した。
「去年の二年は三年に、一年は二年になった訳じゃな。そして、新入生を今年も向かえる。」
監督はそこで一息ついた。
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