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「亮ー、章大ー、朝やでー?」
がちゃっ
部屋に入ると章大が亮を懸命に起こしていました。
「りょーちゃん、おきてー?あしゃやよー?」
その光景にひな母ちゃんは頬を緩めます。
「章大、おはよう」
「ままー、りょーちゃん、おっきせえへんのー。しょー、がんばったのー。」
寝起きの悪い亮はちょっとのことでは起きません。
章大は頑張って起こそうとしたんだよ、ということをアピールしました。
「えらいなあ、章大。ほら、亮?朝やでー?」
「んっ…ま、ま?」
「おはよ、さっ!起っきして朝ご飯食べよう?」
さすがはひな母ちゃん。
一発で亮くんを起こしました。
「りょーちゃん、おはよー」
「しょーちゃん、おはよー」
双子は互いに挨拶を済ませると手を繋ぎリビングへ向かいました。
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