第1章

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1P 「はぁー…はぁー…。」 わからない。 なんでこうなったか。 ここがどこだか…何が起こっているのか……真っ暗な闇の一本道をただひたすら走っている。 この走る行為を止めて立ち止まって周りをよく見て考えれば何かわかるかもしれない。 「ここがどこなのか。」 「なんでこうなったのか。」 その理由がわかるかもしれない。 「はぁー…はぁー…。」 でも…それはできない。なぜか止まってはいけない気がする。 この歩みを止めてしまったら何かが起こる……[自分にとって不利な事が。]それだけがわかっている事。 そのあやふやで頼りない答に今はしがみついている。そうしないと………この場所で自分を保つことができないからだ。
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