もう一度、会うために…

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[……迷惑、かけちゃう。色んな人に……] 気掛かりになる、だから歩けるようになっても病院から一歩も外に出ることもしていなかった。 でも小鳥の言っていることもわかる。早くしないと私の事を忘れてしまうかもしれない。 そう思うと自分の中で焦りが生まれた。今までこんな事なかった。一日をただ呆然と空を見上げながら消化していた日常が変わっていた。 だから、早く会いたい。 気持ちだけが先走り、焦っていた。 [学園の場所なら、知ってるよ。後は君の判断だけだよ。] [………] 後には、退けない。 今此処で、逃したらもう会えないかもしれない。 少女は少し沈黙の後に、念話で小鳥に話しかけた。 [……明日、行く。だから連れてって。] 少女は固く決断をした。
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