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その人は、この病院内で少女を良く知る人物は、院長だった。
院長は院長室から、リビエラ学園に電話をし学園長に電話をかけていた。
「はい、病院に居た少女がそちらに行ってしまいましたので、詳しくは僕がそちらに着いてからお話しをさせていただきます。
はい……はい、ありがとうございます。私が着いた頃には、その少女も着いていると思いますので、その時は篠嵜君もご一緒にお願いします。はい……はい、失礼致します。」
電話を切り、一息着いて椅子にもたれ掛かる。少女がこんな行動に出るのではないかと思っていたが、本当にするとは思っていなかった。
初めて子供のような行動をとったようにも思えた。だから、少女を見逃したのだ。
「人としては良い事をしたかもしれないが医師としては、いけない事をしてしまったな。………さて、僕もそろそろ学園に行かないとね。」
椅子から立ち上がり、学園に向かうために用意に取り掛かった。
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