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「誰かが悲しいときに、君が悲しくなるように、君が嬉しいときは私も嬉しいんだよ、太陽さん」
「ああ、そうだったのか、お月様。やっと合点がいったよ」
自分が嬉しいときにお月様も嬉しいのがますます嬉しくて、太陽はさっきよりも強くぴかぴかと輝きました。それを見たお月様も嬉しくて、もっとぴかぴか輝きました。
「ねぇ、太陽さん」
「なんだい、お月様」
「自分が幸せなことって、素敵なことだと思わないかい?こうやって、誰かに幸せを分けてあげることが出来る。とても素敵なことだ」
「ああ、確かにそれは素敵なことだね」
太陽はお月様の言葉に大きく頷きました。
「私がにこにこしていたら、お月様もぴかぴかしてくれる。それは私も嬉しい。とても素敵なことだね」
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