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「島津君来てる!?」
開口一番に人の名字を口にするとは・・・。しかも叫ぶな!
「島津なら自分の席で寝てるぜ」
近くにいた男子が教える。
やめろ、災厄の種をこっちに飛ばすな。
その災厄の種がこちらに飛んでくる。正確には歩いてだが。
「島津君、今日は何の日かわかる?」
「知らん。知りたくもないし、聞きたくもない。君に優しさが残っているなら僕をこのまま夢の世界へ逃避させてくれ」
「今日は私の誕生日よ!」
話を聞いて下さい。ホントに。
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